(2022年2月21日 更新)
日本はコーヒー消費量が世界でも上位に入る国ですが、北欧でもコーヒーが生活に根付いているのをご存知でしょうか。今回は北欧でコーヒーが多く飲まれるようになった背景とともに、最後はスウェーデンのコーヒー文化を例に挙げてご紹介しますね。
目次
北欧とはそもそもどの国?
北欧とは一般的に、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの4か国を指すことが多いです。寒さが厳しいためお家で過ごす時間が多い分、生活を彩る家具や雑貨はとてもカラフル。元気がでるような北欧デザインは、日本でも大人気ですよね。
北欧で飲まれるコーヒーは比較的浅煎りが多く、果実のようなフレッシュさが特徴です。日本は深煎りコーヒーが主流でしたが、最近では浅煎りのコーヒーも人気が拡がってきましたね。
コーヒー消費量を国ごとに比較
世界の一人当たりのコーヒー消費量(2019年)を比較してみましょう。
・ノルウェー:8.65kg/1人/年
・EU:5.25 kg/1人/年
・日本:3.59 kg/1人/年
・アメリカ:4.99 kg/1人/年
・スイス:7.51 kg/1人/年
(参考)全日本コーヒー協会 世界の一人当たりコーヒー消費量 http://coffee.ajca.or.jp/
ノルウェー以外の北欧3か国は、EU加盟国のため統一されています。しかし2013年の消費量は国別で表示されており、世界上位7位に北欧4か国全てがランキングしていました。2019年の数値を比べると、ノルウェーは日本の約2.4倍の消費量であることが分かります。日本もコーヒー文化が根付いているように思えますが、消費量は断トツでノルウェーの方が多いのですね。
北欧でコーヒーがたくさん飲まれるようになった文化・背景
世界で見ても、北欧ではコーヒー消費量が多い事が分かりました。では、なぜ消費量が多いのでしょうか。その背景を覗いてみましょう。
禁酒令
1900年代、北欧の国々では禁酒令が敷かれていました。寒さが厳しい地域での禁酒は、人々にとって耐えがたい…。そこで飲まれるようになったのがコーヒーと言われています。
気候や日照時間
北欧は寒い気候に加えて、日照時間の短さが地域の特徴です。日本でも冬の日照時間が短い日、心が沈んで元気が出ないという経験はありませんか。北欧の中でも、特にフィンランドの冬は日中も太陽が差し込まず、薄暗い状態が続きます。
この気候や日照時間の影響もあってか、家族や友人と一緒にコーヒーでリラックスして過ごすことが多いとされています。
スウェーデンの文化「フィーカ」をご紹介
北欧の人々がコーヒーを愛する背景は、歴史や土地の気候などにありました。最後に、スウェーデンの文化「フィーカ」をご紹介します。
フィーカ(Fika)=お茶をするという意味で、スウェーデンでは一日に数回コーヒーを飲む時間が設けられています。それは、会社で働く人も同じ。労働の途中で、フィーカの時間を取らなければならないという義務があるのです。
そして、ただコーヒーを飲むというわけではありません。誰かと一緒にコミュニケーションを取りながら、コーヒーとお菓子を頂く。それが職場の上司だとしても、立場は関係ありません。コミュニケーションを大切にすることで関係が育まれ、人との繋がりを深めるというフィーカの文化は、「コーヒーを飲む」を超えて、人々の心に根付いているのです。
この素敵な北欧の文化。
あなたも家族や親しい友人と一緒に、フィーカの時間を作ってはいかがでしょうか。
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ぜひ手に取ってください。
さいごに
近年日本では、北欧の文化を取り入れる風潮が目立ちます。それは北欧で暮らす人々が大切にしている、家での暮らし・人との繋がりに魅力があるからではないでしょうか。
北欧デザインの雑貨や家具などのスタイルは日本でもよく目にするようになりましたので、ぜひ“フィーカ(Fika)”という素敵な時間も、お楽しみください。
忙しい現代社会に、ほっとできる空間を増やしていきましょう。
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