気温の高い日に飲むアイスコーヒーは、気持ちも体もリフレッシュさせてくれます。カフェや喫茶店ではアイスコーヒーを飲むけれど、自分では抽出しないという方、ぜひ美味しいアイスコーヒーを抽出してみませんか。今回はアイスコーヒーにおすすめの豆と作り方をご紹介します。
目次
アイスコーヒーにおすすめの豆とは?
アイスコーヒーは氷で薄めて飲むことが多いため、深煎りで濃く抽出したものが良いとされています。コーヒー豆選びに迷ってしまったら、アイスコーヒー用のブレンド豆を選ぶのも良いですね。しかし「種類や焙煎度合いについてもう少し掘り下げたい」という方は、以下を参考に選んでみてはいかがでしょうか。
しっかりとしたコクやビターな味わいが好きな方
どっしり系のコーヒーがお好きな方は、インドネシア産のトラジャやマンデリンなどがおすすめです。アイスコーヒーにした際にも独特の苦味が活き、余韻までしっかりと楽しめます。
また焙煎度合で選ぶなら、8段階ある焙煎度合いの内6~8番目にあたるフルシティロースト・フレンチロースト・イタリアンローストあたりを選ぶと良いでしょう。長く火入れされるからこそ味わえる苦さや、リッチな甘みをお楽しみください。
アイス専用コーヒー
INIC coffeeは、アイス専用コーヒーがあります。香ばしさとほろ苦さが、スッキリして心地いい味わいです。
酸味が強めで爽やかな味わいが好きな方
先ほどとは打って変わって、さっぱりとしたコーヒーがお好きな方にはアフリカ産のコーヒー豆をおすすめします。アフリカ産と一口にいっても風味は多岐にわたるのですが、ケニアはベリーのような甘酸っぱさを、そしてエチオピアは柑橘類を思わせるフレッシュさを持つ豆が多いです。焙煎度合で選ぶなら、8段階中3~5番目にあたるミディアムロースト・ハイロースト・シティローストの豆がさっぱりとしたアイスコーヒーに向いているでしょう。
アイスで飲む場合は苦味よりも酸味を強く感じやすいので、浅煎りすぎると物足りなさを感じる場合もあります。そこは好みの問題になってしまいますが、いろいろな種類を試してぜひお気に入りを見つけてくださいね。
美味しいアイスコーヒーの作り方
さて、コーヒー豆選びについてご紹介したところで、次は美味しいアイスコーヒーの作り方を見ていきましょう。今回はハンドドリップでの方法をご紹介します。
コーヒー豆20gに180mlのお湯を注ぐと、約150mlの濃いコーヒーが抽出できます。これを抽出する前に、コーヒーサーバーに出来上がり量と同量の氷を入れておきましょう。そしてコーヒーを抽出しながら「急冷」させることで、味わいをぎゅっと閉じ込めたコーヒーが出来上がります。
コーヒー豆の挽き具合は、ご自宅にコーヒーミルがある方は中細挽き程度に挽きましょう。いつものホットコーヒーより、気持ち細めに挽くのがおすすめです。ミルのない方は購入先の店舗で「アイスコーヒー用」または「中細挽き」と伝え、あらかじめ挽いてもらったものをご用意くださいね。
お好みで豆とお湯、氷の分量を調節しても良いですし、酸味を際立たせたい場合はお湯の温度を低めに、苦味を際立たせたい場合は高めにすると変化をつけられます。またどっしりとしたボディ感が欲しい場合は挽き目を細かく、さっぱりしたい場合は粗く調節します。はじめは微調整の繰り返しですが、何度か抽出するうちに「これ美味しい!」という味に出会えるでしょう。
さいごに
アイスコーヒーにおすすめの豆や美味しい淹れ方についてご紹介しました。お店で購入するアイスコーヒーも美味しいですが、自分で抽出できるようになると、また新たなコーヒーライフを楽しめるのではないでしょうか。今回はドリップ式の抽出法でしたが、コーヒーショップなどでは自宅で水出しコーヒーを抽出できるキットなども販売されています。
水出しコーヒーは熱を加えず水でじっくりと抽出するため、まろやかな味わいが特徴です。ドリップで美味しいアイスコーヒーを抽出したり、時には水出しコーヒーで味の変化をつけてみたりと、充実したコーヒータイムをお過ごしくださいね。