ハーブコーヒーの種類や特徴をご紹介

INIC coffee

「カフェインが体質に合わない」「妊娠中・授乳中である」「夜に飲みたいけど眠れなくなるのが嫌」コーヒーは好きだけれど、このような理由で避けている方は多いのではないでしょうか。今回は、これらの悩みを解決してくれるハーブコーヒーをご紹介します。コーヒーの代わりになる飲み物をお探しの方は、ぜひご覧くださいね。

目次

ハーブコーヒーとは

植物を用いて、本物のコーヒーに近い香りや味わいに作られたものを「ハーブコーヒー」と言います。またコーヒー豆が入手しにくい時代、コーヒーの代わりとして飲まれたことから「代用コーヒー」とも呼ばれていますよ。

ハーブコーヒーで良く知られているのは、タンポポコーヒーやチコリコーヒーなど。この2種類について、詳しく見てみましょう。

タンポポコーヒー

タンポポ

「可愛い花を咲かせるタンポポがコーヒーになるの?」と意外に思った方もおられるのではないでしょうか。タンポポコーヒーは、タンポポの根を乾燥・焙煎したものです。

発祥は所説あり、ポーランドやアメリカ合衆国で生まれたと言われています。また、タンポポは漢方や薬草ハーブにも使われていることから、人々の生活に根差した植物であることが分かりますね。

タンポポコーヒーの味わいは、麦茶に近いと表現されることが多く、カフェインは入っていません。そのため妊娠中や授乳中の女性に選ばれることが多く、スーパーやドラッグストアなど身近なお店で手に入るのも嬉しいポイントです。

また、タンポポコーヒーにはどのような成分が含まれるのか気になりますよね。代表例を挙げると、利尿作用を持つカリウム、食物繊維の1つであるイヌリン、コーヒー豆にも含まれる香りや苦みの成分であるクロロゲン酸化合物などです。

つまりタンポポコーヒーは、むくみ解消や整腸作用に繋がる成分を含み、コーヒーに似た風味を持つと言えます。

チコリコーヒー

チコリ

キク科キクニガナ属のチコリも、ハーブコーヒーに用いられる植物の1つ。チコリの葉はサラダに、根は乾燥・焙煎して代用コーヒーに用いられています。

チコリコーヒーは、第二次世界大戦の影響を受けたヨーロッパで広がりました。今では身近に手に入るコーヒー豆ですが、それが困難であった時代に生まれたのがチコリコーヒー。貿易が盛んになった現在でも飲用が続いているのは、どうしてでしょうか。

それは、ノンカフェインながらエスプレッソに似た苦みを楽しめること、整腸作用に繋がるイヌリンやオリゴ糖を含むことなど、健康志向が広まった現代の需要にマッチしたからではないでしょうか。しかしながら、注意したいこともあります。チコリコーヒーは子宮収縮を起こす可能性があることから、妊娠中の方は避けた方が良いでしょう。また、キク科アレルギーの方も注意が必要です。

少しでも不安がある方は医療機関に相談の上、ご検討してみてくださいね。

コーヒーの味わいを求めるならデカフェも

ハーブコーヒーはどうしても代用のため、コーヒーとは似て非なるもの。カフェインは避けたいけれど、本格的なコーヒーの風味をお求めの方にはデカフェ(カフェインレス)コーヒーもおすすめです。INIC coffeeのデカフェ、ナイトアロマはカフェイン除去率が99.85%。コーヒーの風味がしっかり残っているデカフェです。

代用コーヒーの種類はたくさんある

代用コーヒーが拡がったのは、コーヒー豆の流通が不安定であった時代。ご紹介したハーブコーヒー以外にも、どんぐり、大豆、さつまいも、ユリの根などが代用コーヒーとして用いられました。

こうして見ると、実に様々な農作物が用いられていることが分かりますね。現代で代用コーヒーを飲用する理由は、体のことを考えての理由に変化したかもしれません。しかしながら、「コーヒーが好き」という根本的な理由は、昔から変わっていないと考えられるのではないでしょうか。

さいごに

今回はハーブコーヒーの代表例を2種類、ご紹介しました。コーヒーの香りや味わいは、仕事で集中したいときやリラックスタイムにぴったりです。しかし、コーヒーに含まれるカフェインを避けたい時もありますよね…。

様々な事情で「コーヒーが好きなのに飲めない」ときは、ぜひハーブコーヒーを試してみてはいかがでしょうか。また、ハーブコーヒーのようにカフェイン0とはいかないですが、デカフェのコーヒーもありますよ。

これらの選択肢を参考に、ぜひライフスタイルに合ったコーヒーをお楽しみくださいね。

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