ブラジルコーヒーの特徴と美味しい飲み方とブレンド

INIC coffee

ブラジルのコーヒーは、年間で200万~300万トンも生産されており、世界中のコーヒー豆生産量の約3分の1がブラジル産です。コーヒー大国のブラジルの豆は日本でも広く普及している定番のコーヒーですね。ブラジルのコーヒーは酸味やコクなどがバランスがとれた味わいが特徴的です。

そんなブラジル産のコーヒーにまつわるエピソードを解説します。

目次

ブラジルのコーヒーの特徴

ブラジルのコーヒーは、ブラジルで産出される全てのコーヒーの総称で、サントス港から輸出される事から「ブラジル・サントス」というブランド名で呼ばれる事も多いです。ブラジルコーヒーの栽培は、18世紀中頃にスリナム経由でブラジルのパラー州にコーヒーの木が植えられた事から始まったと言われいます。

伝統のナチュラル製法

コーヒーの果実は、収穫後に水洗いをしたり乾燥させて果実を取り除きますが、ブラジルコーヒーでは、伝統的に天日干しを行う「ナチュラル」という製法を用いられています。ナチュラルで香りが深まるとされています。ちなみに世界に流通しているコーヒーの約30%がブラジル産と言われるほどのコーヒー生産大国です。

ブラジルコーヒーの味や風味

ブラジルコーヒーの味というと、程よい苦味と爽やかな酸味、コクも感じられ癖がなくあっさりとした後味です。焙煎度によっても変わってきますが、ブラジル産コーヒー豆の基本的な味わいは、酸味はやわらかめとナッツやチョコレートの様な甘い香りです。

味や香りのバランスが良い事から「スタンダード」とされています。ブラジルと他のコーヒー豆を比べて、苦み、酸味、香り、コクはどうか、と判断されブランドを位置づけするために用いられやすいです。

ブラジル産のコーヒーは、コーヒーに慣れていない方に勧められる事も多いです。

ブラジルコーヒーのグレード

ブラジルのコーヒー豆は、最もグレードが高いのが「2」です。「ブラジルNo.2」が最上級の豆です。欠点豆が0というコーヒーは存在しないから、「No.1」がないんだそうです。300gあたりに含まれている欠点豆の数、カッピングによる味でグレードが決まります。それ以降「No.3」~「No.8」とグレードがつけられます。

ブラジル産の豆は、最高級品質の「アラビカ種」です。アラビカ種は繊細な品種のため天候によってすぐに枯れてしまいます。ブラジルコーヒーは高級ブランド志向ではなく、コーヒーの「ポピュラーさ」を重視しています。しかし、最近はスペシャルティコーヒーが人気の事から、精製、出荷までの工程管理をしっかり行って生産する流れが出てきています。ブラジルのコーヒー農場もコーヒー豆の量だけでなく質も重視するようになっています。

INIC coffeeのブラジルコーヒーは、もちろん最高級のNo.2、ナチュラル製法で作られたコーヒー豆を使用しています。是非ご賞味ください。

ブラジルコーヒーのブレンドと美味しい飲み方

ブラジルコーヒーは、万能な味のため、深煎りでも、浅煎りでも、美味しく飲んで頂けます。ちなみに本場ブラジルでは、エスプレッソか、カプチーノで飲むのが一般的で、アイスで飲む事はほとんどないみたいです。

ブラジルはどんなコーヒー豆とも相性がいいため、ブレンドのベースにもよく用いられます。ブラジルに、コロンビアとグァテマラをブレンドすると、甘い香りとコクのあるマイルドな口当たりのコーヒーに。ブラジルに、コロンビアとエチオピアをブレンドすると、フローラルな上品な香りと酸味のあるコーヒーを楽しんで頂けます。

ブラジル現地でのコーヒーの飲み方

ブラジルの方は、ホットでエスプレッソやカプチーノにして砂糖をたっぷりと入れたコーヒーを飲みます。ブラックコーヒーを飲むことはほとんどなく、ホットでとことん甘くする。濃厚な甘さのホットコーヒーを小さいカップで少量飲むというのが、ブラジル流です。

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