自宅で美味しいコーヒーをいれたい！そんな時におさえておきたいポイントがあります。
それは、「水選び」。コーヒーにおすすめの水は、ずばり軟水です。今回はなぜ軟水がおすすめなのか、そして、コーヒーの風味に影響を与える他の要素についてもお伝えします。ぜひ、充実したコーヒーライフの参考にしてみてくださいね。
目次
コーヒーにおすすめの水は軟水
冒頭でもお伝えしたように、コーヒーにおすすめの水は軟水です。その理由の前に、まずは軟水・硬水についてご説明致します。
・軟水
日本で一般的な水。含まれるミネラルが少なく、口当たりはまろやかで飲みやすいのが特徴です。
・硬水
ミネラルが多く含まれ、独特の塩味や渋みがあります。ヨーロッパでは硬水が一般的。
これらの特徴から、コーヒーの風味に影響を与えにくいのは軟水と言えます。というのも、ドリップコーヒーは約98.5%、エスプレッソは約90%が水で構成されているため。コーヒーは、コーヒー豆の成分をお湯で抽出することで作られます。よって水選びは、コーヒーの風味に与える影響が非常に大きいのです。硬水でコーヒーを抽出すると、ミネラル独特の風味がコーヒーの風味に混ざってしまい、コーヒー本来の味わいを引き出すことが難しくなります。
コーヒーを入れるのに水道水を使っても良い？
では、日本でコーヒーを抽出する場合、水道水を用いても良いのでしょうか。たしかに、日本の水道水は一般的に軟水です。しかし地域によって程度の差があり、塩素や水道管のサビなどが多く混ざる場合も考えられます。よって水道水をコーヒーの抽出に使用する際は、できるだけ浄水器を通した水を使用することがおすすめです。
また同じ地域でも、年中水質が同じとは限りません。一定の水質でコーヒーを飲みたい！という場合は、軟水のミネラルウォーターをセレクトしましょう。
美味しいコーヒーをいれるためには、水だけでなくこんなことにも注目！
美味しいコーヒーをいれるには、水選びが大切とお伝えしました。しかし、水選びだけではありません。
もし、自宅でいれるコーヒーがイマイチという場合、試していただきたいことがあります。以下にご紹介しますので、ぜひ今の手順と照らし合わせてみてくださいね。
挽き具合
抽出器具は何を使用されていますか。ドリッパー、フレンチプレス、エアロプレス、エスプレッソマシンなどでしょうか。その器具に対しての挽き具合を、適切に調整できていますか。
所説ありますが、ドリッパーやコーヒープレスは中～粗挽き、エアロプレスは中～中粗挽き、エスプレッソマシンは極細挽きが目安です。もちろん、お好みの味わいや豆の個性ごとに挽き具合を調節するのは自分次第。今後、自宅でコーヒーライフを始めたい！と思っている方は、抽出器具に合った挽き具合を試し、そこからアレンジを加えていくのが良いでしょう。
豆の分量・鮮度
挽き具合と同じくらい大切なのは、新鮮な豆を分量通りに計量する事です。コーヒー豆は、光や酸素が大敵。冷暗所での保管がマストです。もし自宅にミルがある方は、コーヒーをいれる直前に挽きましょう。分量の目安は、コーヒー豆10グラム：お湯180mlで、出来高は約150ml。これもコーヒーショップによって所説ありますので、いろいろなコーヒーショップで質問してみるのも面白いかもしれませんね。
抽出器具をしっかり温める
例えばドリッパーを用いる場合。ドリッパー、コーヒーを受けるサーバー、コーヒーを飲むカップなどは、全て温めておきましょう。それは、コーヒー豆の成分を最大限に抽出できるだけでなく、嫌な酸味を抑えてくれるからです。コーヒープレスも同じく、抽出の前には一度湯通ししておきましょう。成分がしっかりと抽出されたコーヒーは、熱い状態から冷めていく過程まで、その変化を美味しく味わうことができますよ。
さいごに
コーヒーにおすすめの水は「軟水」！そして、さらにコーヒーを美味しくするためには、他の要素も関わっていましたが、水の選び方で大きく味が変わっていきます。その違いを味わうのもまた楽しみになるでしょう。
今日は何のコーヒーを、いれましょうか。生活の一部として心を弾ませてくれるコーヒーライフは素敵ですね。
